以下引用記事
『大阪桐蔭・中田翔投手(3年)が22日、桜宮高との練習試合(同校グラウンド)に「4番・右翼」で出場。この日18歳の誕生日を迎えた怪物が七回、バースデー弾となる高校通算76本目の本塁打を左中間ネットに突き刺した。これで西武・大島(埼玉栄)が持つ歴代最高記録の86本まであと「10」に迫った。怪物スラッガーが、歴代No.1の座に君臨する日へ、いよいよカウントダウンだ。
一瞬の静寂が、打球の凄まじさを物語っていた。弾丸ライナーで運んだ76本目の本塁打。重力を“無視”したかのような打球は、伸びきらぬまま左中間ネットに突き刺さった。「打った瞬間、入ると思いましたよ」-。周囲の驚きをよそに、中田はえくぼを作りニコッと笑った。
5点リードの七回二死からの初球だった。これまでの3打席、抑え込まれた内角の直球に自然と体が反応した。「あそこまで完ぺきにとらえられたのは久しぶりです。(誕生日は)少しだけ頭にありましたけど、やっぱりうれしいですね」。くしくもこの日は18回目のバースデー。自らの“祝砲”で花を添えた。
12球団で唯一、視察に訪れていたソフトバンク・永山スカウトは「いいものを見た。ショートがジャンプしそうになった打球が、そのままホームラン。まるで中西太さんみたいだね」と興奮状態。「怪物」中田に、「怪童」と呼ばれた伝説のアーチストを重ねた。
試合前日の21日、怪物はすり足から、足を上げてタイミングを取る打撃フォームに変えた。これによりバットの構えも、肩の高さから胸の位置まで自然と下がった。本塁打までの3打席を遊飛、詰まった左犠飛、見逃し三振と抑えられたが「内がさばきやすくなったし、威力も違う」と確かな手応えを感じつつある。
西武・大島が持つ歴代最高記録の86本まであと「10」。3月10日の練習試合解禁日から、12戦8発のペースを考えれば、5月中にも記録は更新される見込みだ。「あと10本ですか?近いですね」。平成生まれの怪物が、高校野球の歴史を塗り替える日がやってくる。さあ、カウントダウンを始めよう!』 中田バースデー弾!高校通算76号(デイリースポーツ)
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